REAL TECH FUND Japan
資本が流れにくいシード・アーリー、地方のディープテック・スタートアップに投資
かつて、日本にディープテックという言葉すらない時代に、私たちは「リアルテック」という旗を掲げて、社会の課題を解決しうる研究開発スタートアップに資本を提供すると共に、知財・製造・採用・PR等の専門的支援を含む経営支援を通じて事業成長を後押しし、社会インパクトを生むという未踏の地に乗り出しました。
未だ治療薬がない疾患を開発するにも、気候変動を食い止めるにも、過酷な労働環境から人間を解放するにも、新しい技術開発は欠かせません。一方で残念ながら、強いビジョンを持った経営陣とコア技術はあるものの、MVP(顧客のニーズを満たす最小限のプロダクト開発)はまだ完了しておらず、ビジネスモデルもこれから構築するようなシード・アーリー期のスタートアップには、リスクが高すぎるという理由で資金を投じるプレーヤーが限られております。リアルテックは、リード投資家として率先してスタートアップと共にリスクをとり、新しい技術の芽を世の中に排出しております。
また、ベンチャーキャピタルによるディープテック・スタートアップ投資額の80%程度が東京のスタートアップに投じられている一方で、スタートアップの70%以上が東京以外で設立されていると言われており、その資金需給アンバランス自体が大きな社会課題となっています。ディープテック・スタートアップは、日本全国にある大学や研究機関の研究設備を活用して成長することが多い為、東京外のスタートアップに積極的に投資実行をすることで地域エコシステムを強化し、より多くの社会課題解決型スタートアップが産まれることを目指しています。
25都道府県、80社以上に投資
2015年4月の設立以来、最も資金を必要とする日本全国のシード・アーリーステージのディープテック・スタートアップ80社以上に投資・支援を行ってきました。
ディープテックの社会実装に必要な包括的かつ専門的な支援体制
株式会社リバネスとの包括的な連携支援
ディープテック・スタートアップ発掘と支援体制強化を目的として、株式会社リバネスと包括連携契約を締結しています。同社は「科学技術の発展と地球貢献を実現する」をビジョンに掲げる研究者集団であり、アジア最大級のディープテック・シードアクセラレーションプログラム「TECH PLANTER」や、異分野・異業種が垣根を超えて新たな知識を生み出す「超異分野学会」、中堅・中小企業とスタートアップとで分野や業種を超えて知識を組み合わせ新たな知識をつくりだす「知識製造業会議」などを運営しています。この連携体制によって、日本全国の技術シーズ発掘から創業支援、シード・アーリーステージでのリード投資・育成に至る支援体制を構築しています。
ディープテックの社会実装を一気通貫で支援するエコシステム
ディープテック・スタートアップの社会実装を一気通貫で支援できるエコシステムを実現すべく、株式会社リバネスをはじめ、ディープテック領域の技術法務サービス提供が可能な弁護士法人内田鮫島法律事務所、「地球を耕す」という理念のもと100年以上にわたってものづくりに向き合ってきたKOBASHI HOLDINGS株式会社といった多様なパートナー企業との連携体制により、ディープテック・スタートアップの社会実装を一気通貫で支援できるエコシステムを構築しました。これにより、技術シーズ発掘や創業支援に加え、試作支援、POC支援、知財支援、量産支援、IPO支援など、各成長ステージにおける様々な障壁を突破するための専門的支援体制が実現しました。
ディープテック領域に最適化したプロフェッショナルチーム
リアルテックファンドにはディープテック領域に最適な支援を行うことが可能なプロフェッショナルチームが集結しており、資金調達や事業支援に加えて、知財、採用・人事、広報、クリエイティブ、製造などの多様な機能別ハンズオン支援を行っています。
豊富な事業会社ネットワーク
リアルテックファンドへの出資企業は、ディープテック・スタートアップと協業を目指す各業界のエキスパートで構成されており、UntroDでは事業連携や資本連携の実現に向けたサポートを行っております。