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未来の仲間へ
─ 代表取締役 永田暁彦からのメッセージ ─
いまサステナビリティの提唱が盛んなのは、効率を極めた資本主義社会が、地球と人々の幸福のサステナビリティを損なっているからでしょう。
それにもかかわらず、資本は資本のために総和を増やし、富の格差が拡がり続けているのはなぜか。資本主義の仕組みが、人類の資本の総和が増殖し続けるプラスサム・ゲームを前提としているからです。
人口増加で労働源と消費者を増加させることはプラスサム。
マーケティングで消費を加速させ社会の資金の回転を上げることもプラスサム。
資源の採掘により地中に存在する価値を地上に掘り出すこともプラスサム。
正体の見えない社会の総意のようなものの何かが、私たちを資本の増加に向かって働かせます。
この世界においては、短期的で、可視化されている資本の増加係数が高いものに、資本が集中投下されることが合理的なのです。
その連続の先に、本当に私たちや次世代の幸せは訪れるのでしょうか。
15年の経営を通じて
これまでの15年間、僕はスタートアップ経営を通じて社会変革を目指す立場で、自分なりのアプローチを続けてきました。
環境問題に対応するためのバイオ燃料の開発を続ける中で、その社会性を訴えても、人は変化にストレスを感じ、自らの欲求に従って動く。だから本当に社会に浸透させたければ、既存の生活様式を変えない環境負荷の低いものを生み出し、そこにさらに経済的合理性を付加するというアプローチ。
人は社会にいいことをしたい。そこに自らの欲や損得が乗ったとき最大限の力を発揮します。
UntroDの前身であるリアルテックファンドは、ディープテックという言葉がまだない2015年に始まり、サイエンティストによる起業と成長を支援してきました。10年後、社会はディープテックに新たな産業の可能性を見出し、資本と人材が集まるようになりました。
僕がスタートアップ経営とベンチャーキャピタルを通して実感したのは、意思/意志を持った資本は、思想や宗教などのイデオロギーを乗り越えるということです。
結果に影響を与えるために、やれることがたくさんあります。
UntroD Capitalismの挑戦
意思のあるキャピタルである僕たちは、社会のために必要であるのに、資本に見放されている領域にお金を流す仕組みを作ります。
これにはとてもシンプルな方法があります。その未踏の領域に、僕たちが飛び込んでその領域とともに儲けること。そうすると、社会の資本は、体内に異物を発見した免疫細胞のようにわらわらと自然に集まって投資を始めます。
未踏の領域には2種類あります。
一つは、科学的に、技術的に、物理的に到達不可能な領域。一つは、社会的、文化的、そしてバイアスにより到達不可能な領域。
・科学技術への投資
・希少疾患の研究
・人口が少ない地方への投資
・一次産業への投資
・ソーシャルスタートアップへの投資
・リベラルアーツへの投資
など、その領域は無限です。
僕たちは地球と社会のために必要だけれど、経済的資本と人的資本が集まっていない未踏の地に旗を立て、仲間とともに最初の町を築くキャピタルであり続けます。
それが社会を然るべき方向に進め、世界の資本を動かす最速最大の方法だと考え、それを私たちはUntroD Capitalism|未踏の資本主義と呼びます。