　遥かなUntroD｜未踏を征く、そう決めた。まだ可能性が試されていない前人未踏の領域こそ、果てしない可能性を秘めているのだから。

　かつてディープテックという言葉すらない時代、私たちは地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジーを「リアルテック」と呼び、研究開発型スタートアップに投資をし、インパクトを生むという未踏領域に踏み出した。10年後、社会はディープテックに新たな産業の可能性を見出し、資本と人材が集まるようになった。未踏領域の開拓によりできた流れが、やがて大きなうねりとなり社会の変革をもたらした。

　私たちが挑み続ける「未踏」には二種類ある。一つは科学的、技術的、物理的に到達困難な領域。一つは社会的、文化的、そしてバイアスにより到達困難な領域。この２つの領域を、私たちは「意思＝ism」と「3つのD」を携えて踏破する。

UntroD Capitalism

未踏の資本主義

　UntroD Capitalism｜未踏の資本主義とは、この社会に必要とされているはずなのに資本に見放されている未踏の領域に、お金を流す仕組みを作ること。これにはとてもシンプルな方法がある。その領域に私たちが飛び込んで経済性を証明すること。そうすると資本は、体内に異物を発見した免疫細胞のようにわらわらと自然に集まって投資を始める。
　これが社会を然るべき方向に進め、世界の資本を動かす最速最大の方法だ。意思／意志を持った資本主義は、商習慣やバイアスも、思想や宗教などのイデオロギーをも乗り越える。私たちは地球と社会のために必要だけれど、経済的資本と人的資本が集まっていない未踏の地に旗を立て、仲間とともに最初の町を築くキャピタルであり続ける。

Deep Social Impact

意思を持つ資本の拡大

　未踏の挑戦は、人々や社会と呼応し、構造的な変化をもたらす。
　小さな成功に宿った意思は、直接的な経済合理性を超えて、人や組織に伝播し、意識、習慣、制度、市場など、さまざまな変化を呼び込む。
　意思なき資本の増殖ではなく、意思を持つ資本を活用し続けることで、経済的資本と人的資本が集まるうねりを生み出し、新たな時代につながる社会的価値を最大化する。

Our Impact

Deep Solution

根源的課題からの解放

　AIや合成生物学、量子コンピューティングなどの革新的テクノロジーはこれからも限りなく発展していく。そして哲学や歴史、社会学などの人文知は、今こそ深い人間理解と文化的な洞察をもたらすべきだ。
　地球と人類が根源的な課題から解放されるためには、新たな技術開発、産業創造、社会実装、制度設計などあらゆる領域からアプローチが必要となる。
　人や世界の幸福のためにやれることが無数にある。

Our Solutions

Deep Issue

人類の切実な課題

　発展し続けた人類は、資本主義による富の偏りと増殖の果てに、いくつもの切実な課題を生み出した。複雑にからみあった人類の課題は、貧困、医療、エネルギー問題、気候変動など多岐にわたる。
　また、一人ひとりが文化的に豊かで幸せであるためにも、労働環境、教育環境、多様性と包摂性の確保など多くの課題がある。
　明確な意思と長期的な視野をもって、次世代の制約を可能な限り減らし、社会的な必要性が高い領域へと資本を流し込まなければならない。