リアルテックホールディングス、直感的な歩行ナビにより新たな移動価値を創出するAshiraseへの追加出資を実施
リアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田 暁彦)が運営するリアルテックファンド*は、視覚障がい者向け歩行ナビゲーションを開発するベンチャーである株式会社Ashirase(本社:東京都西東京市、代表取締役社長:千野歩、以下「Ashirase」)へリード投資家として投資を実施したことをお知らせ致します。Ashiraseは今回の調達資金をもとに、視覚障がい者の方々一人ひとりの歩行の特徴に合わせた最適なルート評価アルゴリズムの研究開発を進め、時間効率だけではない移動価値の実現を目指します。
先進国に1200万人、日本全国に164万人の視覚障がい者の方は、自由に外出することに様々な制限があります。また外出が困難であるため、うつ病のリスクが晴眼者に比べ3.5倍以上高いというデータが存在します。Ashiraseは、聴覚や手の触覚等視覚障がい者の方々の歩行に重要な感覚を損なわず、単独で自立した外出を可能とする視覚障がい者向けナビゲーションシステム「あしらせ」を開発しました。あしらせにより視覚障がい者の方の単独で自由な外出を、そして心を健やかに保ち、「人の豊かさを”歩く”で創る」を実現します。
■資金調達の目的と使途
2021年にシード出資をリアルテックファンドと本田技研工業が行い、視覚障がい者に特化した歩行ナビゲーションのプロトタイプを開発しました。これまで100人を超える視覚障がい者からのフィードバックを受け製品を改良し、従来に比べ歩行時間を50%短縮し、スマホを全く見ることなく自然な歩行を実現しました。2022年内に製品を販売し、今後海外展開を加速させていきます。
■担当者コメント
Honda IGNITIONでAshiraseと出会い、本気で社会課題に向き合う姿勢に共感して、シードラウンドで出資をさせて頂きました。彼らはそこから約1年で、多くの視覚障がい者の方々から直接フィードバックを得てプロダクトを磨き上げました。その熱い想いと実行力は改めて本物だと感じ、リード投資家として追加出資させて頂きました。彼らが目指す理想を実現するまで、リアルテックは全力で支援し続けます。 (リアルテックホールディングス株式会社 代表取締役 永田暁彦) *正式名称:「リアルテックファンド3号投資事業有限責任組合(通称:「グローカルディープテックファンド」)
各社概要
■株式会社Ashiraseについて
- 設立年月:2021年4月
- 所在地:東京都西東京市
- 代表者:千野歩
- 事業内容:視覚障がい者向けナビゲーションシステムの開発
- 公式サイト:https://www.ashirase.com/
- 出資時期:2022年8月
■リアルテックファンドについて
地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジーを有するスタートアップ(リアルテックベンチャー)への投資育成を行うベンチャーキャピタルファンドです。国内外の政府・企業・自治体と密に連携し、技術の社会実装を最速・最大化させるためにフルハンズオンで支援を行っています。これまで200億円以上を運用し、国内外のスタートアップ80社以上に投資しています。 2021年には、ディープテック領域に投資するファンドとしては日本で初めてのインパクト投資ファンドを設立しました。
■リアルテックホールディングスについて
地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジー(リアルテック)の社会実装を目指して創設された、株式会社ユーグレナと株式会社リバネスの合弁企業です。研究開発型スタートアップとして幾多の困難を乗り越えてきたユーグレナと、研究から技術の社会実装への包括的な支援を行うリバネスの知見を活かし、投資育成などの事業を行っています。
<お問い合わせ先>
リアルテックホールディングス株式会社 広報担当:成田